散薔薇    

 

 

「・・フレイ・・」

 

ヤキンでの闘いを終え一旦はエターナルに帰還したキラだが地球降下の際AAに

彼は戻ってきた。

 

彼女、フレイと過ごした士官室に独り佇むキラ

 

今となっては彼女の遺品となってしまった。リップを握り締め、キラは人知れず

彼女の名を呼び、こみ上げる涙をこらえていた。

 

『  泣かないで  貴方はもう泣かないで  』

 

彼女が散った後そんな声が聞こえるような気がした。

否、彼女は確かにそう言ったのだ。そしてクルーゼとの激闘の際キラは彼女の暖かい腕に

守られていた。

 

守れたはずだった。

 

シールドで庇えていたのなら

ポッドを救出できていたら

 

いや、僕と彼女が出会わなければ・・彼女は今もこの広い宇宙のどこかで

あの大輪の笑顔でいられたのではないだろうか。

 

『間違ったんだ』

あの言葉はどれだけ彼女を傷つけたのだろう。

今更ながらどうして、もっと彼女に優しくしてあげられなかったんだろう。

彼女が人一倍傷つきやすくて、寂しがりなことを知っていたのに。

 

『ごめん。・・帰ってから』

君は何を伝えるつもりだったの?

 

彼女がいない今、もうその答えは得られるはずもない。

 

伝えたい僕の気持ちを 

 

       

僕は君と出会えて幸せだったんだ

 

 

 

あとがき

 

はじめてのガンダム小説です。お目汚しですが。

しかも暗くてスイマセン。雛はかなり、痛いネタとか好きなのです。

でも、次は明るい話で☆

フレイ救出編とかも書きたいなあ。